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書くことが多過ぎるとき、バッファーとしてこちらに書きます。不定期更新です。

「プロトコル」・しりとりの記憶・4…

パソコンの用語で、たまに登場します。

プロトコル

本来は、外交上の儀礼、慣習のことです。

 

何でパソコンにこんな用語が使われるのかって言うと、パソコン同士の通信も、機器同士の接続も、外国と条約でも結んで、友好関係を結ぶのに等しいからです。

つまり、機器同士にはいろいろな方言があって、そのすりあわせが必要なんです。

暗号化だって、その都度鍵を作って、交換しなければなりませんしね。

 

一番有名なのが、HTTPですね。

「HyperText Transfer Protocol」って言います。

テキストの他に、画像や動画、音声、ファイルまで、やりとり出来るためのプロトコルです。

FTP(File Transfer Protocol)は、大容量のファイルをやりとりするためのプロトコルです。

ファイルはちょっとでも欠けがあると、そのファイルを実行出来ません。

そのため、送信結果には厳格なプロトコルです。

 

逆に、RTP(Realtime Transport Protocol)は、データの欠落検知や、再送と言った手段を持たないプロトコル

言わば、送りつけ送りっぱなしのプロトコルです。

でも、圧倒的に軽いために、動画のストリーミングに適します。

 

よくある認証プロコトル、CHAP(Challenge-Handshake Authentication Protocol)は、パスワードの代わりに、暗号化した合い言葉をやりとりして、お互いを認証するプロトコルです。

 

PPP(Point-to-Point Protocol)は、2点間の接続を確立するプロトコル

SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)は、メール送信のためのプロトコル

POP(Post Office Protocol)、逆にメール受信用。

サーバーにリクエストを出して、未読のメールの転送を受けます。

 

変わったところでは、TELNET(TELetype NETwork)は、遠隔の端末にログインして、操作するためのプロトコルです。

RIPは(Routing Information Protocol)は、ルーティング、つまり目的のマシン(サーバーなど)に辿り着くための、最適な経路を割り出すプロトコルです。

SIP(Session Initiation Protocol)は、IP電話の発着信を司ります。

 

他にもいろいろありますが、これらの上位に位置して、実際にデータを転送する役目をするのが、TCP(Transmission Control Protocol)と、UDP(User Datagram Protocol)です。

欠落検知、再送の仕組みを持ち、信頼性を保証するのがTCP、それらを持たず、高速性を提供するのが、UDPです。

 

僕も今まで、言語として関わったのは、TELNET、RIPかな。

実はSIPやRTPも、随分扱いました。

後は、アプリケーション経由で、操作していますね。

 

いろんなプロトコルを見ていますが、いろいろスタイルがあって、面白いですね。

厳格なのもいれば、フットワークが軽いもの、高度なことをするものから、シンプルさが命のものもあります。

 

それらの違い、方言を吸収して、円滑な通信が出来るようにしてあげるのが、この「プロトコル」なわけですね。

 

 

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