貨車につく記号です。
「トラックのト」
日本では、無蓋車に付きます。
「むがいしゃ」と読みますが、もちろん、別に害がないわけじゃなく(ないけど)、漢字の通り蓋がない、つまりオープンな一般貨車でした。
覆い等はしますけど、基本、濡れても平気な貨物を運びました。
何でしょうね。
鉱石とか、切られた木材とか、何かの材料かな?
重量記号のバリエーションもありまして。
トキ(積載25トン以上)は、岐阜県(土岐市)専用?それとも新潟??
トラ(17~19トン)は阪神ファン御用達???
外国出身?のトム(14~16トン)はいましたが、四国生まれのトサ(20~24トン)?は、残念ながらいなかった…??
すみません、冗談が過ぎました…。
近年、鉄道貨物はコンテナに集約されたので、両数の多かった有蓋車や無蓋車は余剰になり、転用されたり、売りに出されるものも出ました。
有蓋車は屋根がありますから、建物になったり倉庫になったり、北海道では駅舎に使われた例もあるそうですが、屋根のない無蓋車は、なかなか引き取り手がなかったそう。
四国などでは簡易な屋根を付けて、納涼トロッコ列車に仕立てられた仲間も、いたそうです。
でも、客車の記号、トラだからコハ?にはならず、トラのまま働いたそうですよ。