残業が多めな今日この頃。
公私ともOverflowしそうな日々ですが…
パソコンのエラーの「Overflow」は、変数に格納する値、またはそもそもの計算結果が、扱える大きさを超えたときに出ます。
エラー番号は6。
今のExcelでも、たまに出ます。
符号を付けると、-32768から+32767。
意外と、狭いのです。
多分、8ビットパソコンでは、これくらいが限界なのでしょうね。
当時、8ビット機のPC-8801とか、FM-7とかは、専らホビー機としての位置づけでした。
一方、PC-9801は16ビット機。
扱ったことはないので推測ですが、恐らく、4ビットの整数が扱えたのでしょう。
そうすると、扱える範囲はこのようになります。
-2,147,483,648~2,147,483,647
20億も扱えれば、ビジネスユースにも十分耐えました。
なのでPC-9801は「ビジネス機」としての、デビューだったんですよ。
…結局、ゲーム機にもなりましたけどね。
ちなみに、今のExcelでは「長整数型(Long)」という型があって、先ほどの±約21億の数字を扱えます。
でも、会社によってはこれでは不足です。
また、パソコンは小数の計算が、実は大の苦手。
ビジネスユースでは利益率とか、○○比とか、割り算をする場面が結構ありますが、この時に誤差が出てしまうのです。
そこで通常、金額を扱うときは、「通貨型(Currency)」を使います。
メモリは長整数型の倍、8バイトも使いますが、900兆以上の数値を扱える上、小数点第4位までは、誤差がありません。
日本、いや世界中の会社、自治体、あるいは国家での使用にも耐える仕様ですが、もしかしたら…
日本の国債費が、超えるかも知れません…!?