一般貨車のうち、有蓋車が鉄製になっていく過程で、こんな車両がありました。
「鉄側有蓋車」
kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.jp
これも、その類かな~なんて思ってたんですけど、どうも違うようで。
「鉄製有蓋車」
完全鉄製!
基本、戦後生まれのようですね。
通常の貨車にはある、木製の内張は、この貨車にもありません。
天井まで鉄製で、密閉に近い状態に出来ました。
何を運んだかというと、「生石灰」
理科の実験とかでやったかも知れませんが、この生石灰、水がかかると発火する、大変危険な物質なのです。
なので、水気厳禁!ということで、全体が鉄製になり、さらに発火したときに延焼しないように、内張も廃したわけです。
現在は廃車になっており、車籍のあるものは、イベント用。
歴史の証人として、形をとどめています。