エラー番号7番。
メモリ領域が埋まってしまって、これ以上記憶できないときに出ます。
実際には純粋の記憶領域の他、変数の領域やスタック(戻り番地)なども対象ですが、十分な領域が用意してあるので、ちまちまプログラムを作るレベルでは、まずこのエラーは出ません。
最初のパソコンは、メモリ容量が32KB。
今でこそ、Excelの空のファイルで12KBになってしまいますが、僕がパソコンを始めた当時としては、それなりの容量ではあったのです。
ただ、あるミスをすると、このエラーが表示されました。
僕のパソコンは32KBとは言っても、本体実装は16KB。
実は、「エキスパンションメモリーカートリッジ」で、16KB拡張してあったのです。
このカードリッジは、ゲームカードリッジなどと同じスロットに挿します。
これを忘れた状態で、容量の大きいプログラムを、カセットテープからロードすると…、
当然、このエラーが出るのです。
「あ~あ!」ってわけです。
まぁ、挿してからやり直せば、いいんですけどね…。
カセットテープからのロードは時間がかかるので、イライラしながら待たないと、いけないわけです。
それはそうと…、
仕事で、何か複雑な仕事を承ると、冗談でこんな文句を切り返したりします。
「僕の頭は、16KBしかないんだから!!」
今の人に通じるかどうかはともかく…、
本当を言うと、「冗談言っちゃいけない!」なんですよね。
人間は自分の脳を、ほんの数%しか、使っていないんですから。