PDF(Portable Document Format)のお話。
ちょっと前まで、会社のパソコンは、「Internet Explorer」でした。
この場合、PDFは「Acrobat」で開きます。
ページを繰るボタンがあって、同じ場所に、次のページを表示できました。
その後、ブラウザは「Edge」になり、PDFも「Edge」で開くようになりました。
設定ですから、勝手に「Edge」で開きます。
一件、良さそうに見えるんですが…
実は、「ページを繰るボタン」が、ないんです。
なので、マウスのホイールを使って、用紙を動かすしかありません。
さすがに、最近のパソコンなんで、スムーズに動きますが、ぴったりに止めるのは、なかなか難しい!
上にずれたり、下にずれたり!
「今回はツーパット?」「今回はスリーパット??」なんてね…
もう一つ…
実はこの動きが、昔の駅の出発案内表示機と、よく似てるんですよ。
「パタパタ…(反転フラップ式)」よりも前で、もう少し閑散路線になると、「ロール式(幕式)」の出発案内表示機が、あったんですよ。
幕を回すタイプです。
昔の鹿児島駅が、このタイプでした。
当時、西駅(西鹿児島駅:鹿児島中央駅)にも行きましたが、よく行くお店は鹿児島駅の方が近かったので、結構利用したんです。
表示されるコマはかなり大きく、行先、発時間、発車番線などが、全て書かれていました。
列車が発車すると、幕を回転させて、次の列車のを表示させるわけです。
一本の幕に、全ての発着列車を書けちゃうぐらいの、閑散路線なら、機械が入る反転フラップ式よりも、簡単でよかったんでしょうね。
反転フラップ式は、ある程度多くの本数、行先があった方が、本領を発揮します。
この幕、原理は列車が搭載する、行先表示の「方向幕」と同じですが、駅のはかなり高速に動きました。
列車に比べれば、故障に配慮する必要が、なかったんでしょうね。
すぐに保守できますしね。
同じフォーマットのページを、何枚も繰っていくと、昔見た出発案内表示機が、不意に連想されたのでした…。