Line Buffer Overflow…

書くことが多過ぎるとき、バッファーとしてこちらに書きます。不定期更新です。

この木なんの木…

綾瀬川沿いに、こんな木が立っています。
f:id:kiha-gojusan-hyakusan:20210102020920j:image

 

寄ってみると、実がついてるんですよね。
f:id:kiha-gojusan-hyakusan:20210102020944j:image

 

実は、ここは両親の散歩コースで。

よく見かけるんだけど、何の木かわからない、と言われたので…

 

スマホ、発動!

「河川敷 木 冬 黄色 実」で検索!

 

結果、

「センダンじゃないか?」との情報が。

今度はセンダンに絞って調べると…

 

実はそっくり!

多分、センダンですね!

 

センダンは、漢字では「栴檀」と書きます。

結構利用価値のある木で、20年ぐらいで木材になるとか。

葉には防虫効果があるので、虫除けに使われてた時代も、あるそうです。

 

ただし!

実には毒があります。

サポニンという毒が含まれ、しばしば人、動物が食べて、中毒症状を起こすとか。

少量なら回復しますが、意外と致死量が少なく、死に到る場合もあるそうです。

 

道理で、鳥が食べずに木に残るわけですね。

 

ただ逆に、上手く使えば薬にもなります。

しもやけなどの外用、内服の場合は虫下しなどに、利用されることもあったそうです。

また、サポニンには界面活性効果があるため、国によってはシャンプーとして使う所も、あるそうです。

 

ちなみに、「栴檀は双葉より芳し」の栴檀は、本来は白檀(ビャクダン)のことを指しており、ここでのセンダンとは別種です。

センダンにも香りはありますが、そこまで強い香りはありません。

 

栴檀(白檀)が、双葉の頃から芳香が強いことから、大成する人は、幼い頃から器が違うことを、褒めていう言葉ですが、何でも、「平家物語」で誤用して書かれたのが、そのまま広まってしまったそうです。

 

京版のいろはがるたにも採用されていて、僕も書いてましたね♪

kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.jp