すっかり、LEDはフルカラーが、当たり前になりました。
これはまだ、3色LEDですね。
光線の加減で、色が見づらいですが、「急行」が赤、「南栗橋」が橙、「MINAMI-KURIHASHI」と急行の枠が、緑ですね。
昔はこの3色で、表現していたんですよね。
当時、赤色と緑色のLEDは、実用化されていました。
でも、青色がまだで。
赤と緑を同時発色する、橙を含めた、3色を表示出来るツールとして、鉄道やバス、看板や表示機などで、多数使われました。
点滅が可能でしたから、スクロール表示も出来ましたし、アニメーションも、可能でした。
よく、表現してましたよね。
文章だと、普通の部分は橙で、強調に赤と緑を使ったり。
青は出ませんでしたから、緑で代用したり。
種別表示なんかでは、日本は色分けして表示しますから、どうしても色が出ないとなると、その部分だけ幕式を残した形式もありました。
フルカラーの出始めは、種別部分だけフルカラーで、それ以外は3色にして、コストを抑えて表示機を開発するなど、苦労の跡がうかがえる表示機も、ありました。
鉄道以外でも、主な色を赤・緑・橙(・黒)に見立てて、いろんな絵を描いたものが、多数ありましたね。
3色しかない上に、階調変化も付けられない中、いろいろな工夫が凝らされた、多彩な表示が、街中にありました。
アニメーションなど、「ここまでやるかぁ~!!」って力作も、多数ありましたよね!
今は青色LEDも実用化され、フルカラーが可能になりました。
それまで懸案だった、「白」が、表示出来ます。
しかも、各色の濃さを指定出来るようになったので、もっと微妙な色も、表現出来るようになりました。
もちろん、「灰色」も可能に。
最初に見つけた時は、感動でしたね~♪
技術が進み、何でも表現出来るようになるのは、とってもいいことなんですが…
人が創意工夫を凝らすのは、機能に制限があって、やりたいことを簡単には実現出来ない状況、だったりもするんですよね。