リア。
「後ろ」の意味ですね。
昔の車はFR車、つまり、エンジンは前にあって、後ろの車輪をエンジンで回す車が多かったそうです。
利点も、いろいろあるそうで。
一番は、「小回りが利くこと」ことでしょうか。
前輪には操舵設備だけ搭載すれば良いため、余裕があります。
その分、車輪の曲がり角度をきつく取れるので、小さく回れたそうです。
ステアリング的にも、スムーズな運転が出来るそうですよ。
一方、FR車を構成する以上、「ドライブシャフト」を外すことは出来ません。
要は、前のエンジンの回転を、後輪に伝える回転棒です。
室内を分断する形で存在しますから、運転席左には、シフトレバー以外は何も設けられない。
後部座席の床にも、遮蔽物が出来てしまいます。
小型車ではかなり室内を圧迫しますので、敬遠され、今はほとんど、FF車。
前のエンジンで、直接前輪を駆動します。
今乗ってるカローラも、FF車ですから、後部座席の床はフラット。
乗り降りは、楽ですね♪
あと、駆動する後輪の上はトランクしかなく、軽いですので、発進時に滑りやすい、という欠点もあるそうです。
それなりの重みで、車輪を押さえつけないと、タイヤのグリップ力(摩擦力)が得られないわけですね。
飛行機でも、エンジンは多くが、翼についていますが、こんなタイプもあります。
この飛行機を、「リアジェット」と呼ぶと、引っかかってしまいます。
元々はスイスのウィリアム・リアさんが興した会社だそうで、「後ろの」の意味だけではなかったようですね。
エンジンを後方に置くには、いろいろとメリットが多く。
翼にエンジンが吊り下がらないと、主脚は短くて済みますね。
機体高が低くなり、特にタラップを使い場合に、低くて済んだそうです。
あと、座ってみるとわかるんですが、エンジンの前の席は、かなり静かです。
騒音は基本的には、空気の衝突音ですから、圧縮して噴射するエンジンの後ろは、かなりの騒音がします。
機体後ろにエンジンがあれば、騒音はかなり軽減されますね。
ただし、強度的に、あまり大きなエンジンを装着出来ませんから、小型機向けだとは思います。
それでも、B-727やMD-81など、このタイプでも数百人の乗客を乗せられましたね。
(B-727は尾翼にもエンジンがあった、3発機でした)
B-727は好きだったんですよ。
鹿児島で乗れた時は、うれしかったですね♪
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