先月の旅行のお話。
余市に寄ろうと思ったのは、むしろこっちが先で!
余市蒸留所。
ニッカウヰスキーは、ここで造られています。
マッサンこと、竹鶴政孝氏が、ここに工場を構えました。
ちなみに、無料で見学できます。
入ると、まずはピートから。
泥炭です。
植物の堆積物ですが、炭素の含有量は少ないです。
でも、これを焚いて乾燥させると、香りが移り、「スモーキーフレーバー」が生まれるそうです。
北海道は、もう秋ですね。
いい天気でした♪
ナナカマドが美しい小屋で、マッサン夫妻は暮らしていたそうです。
ウイスキーの根幹をなす、樽!
樽に入れて熟成することで、こんなにも変わります!
ちなみに、一度瓶に詰めてしまうと、それ以上の熟成はないそうです。
こんな釜で、蒸留するそうですよ!
ワインや日本酒は、醸造酒です。
酵母の働きで、アルコールが作られます。
さらに、加熱して蒸留させ、アルコールを取り出すと、蒸留酒になります。
ウイスキー、焼酎は蒸留酒ですが、元になる酒によって、様々な味とフレーバーになります。
運転者でなければ、試飲できます♪
無料です!
左から、シングルモルト余市、スーパーニッカ、そしてアップルワイン。
スーパーニッカは、マッサンが、亡きリタを想って作った、思い出のブレンデッドウイスキー。
余市はりんごの産地で、ウイスキーが軌道に乗るまでは、リンゴジュースを柱にしていました。
アップルワインも、ここでは重要な産物なわけです。
味は、シングルモルトが、濃いかな。
スーパーニッカも、飲みやすくていいですね♪
でもね…
実は、こんなコーナーも。
有料テイスティングコーナー♪
経験豊富なバーテンダーが、あれこれ語りながら、貴重なウイスキーを説明してくれるのも、いいですね♪
特にオススメなのが、こちら。
こんな小瓶で、1,000円!
ここで飲めるものと比べても、3倍以上します。
その心は…、ちゃんとあります!
「カスク」は、「樽」です。
この「カスク」を名乗れるのは、「樽のまま」であること。
加水も、香り付けも、ありません。
何も足さず、何も引かない、わけです。
しかも、「シングルカスク」なんで、この味のウイスキーは、この樽しかありません。
実際、この商品は毎年造るそうですが、毎年、味わいが異なると言います。
10年じっくり仕込んだ、「シングルカスク」。
度数が高い(60%近く)ので、ゆっくり少しずつ、香りも楽しみながら…
鼻を突き抜ける香りに端を発し、芳醇な風味が、口に広がります。
しかも、後味が、残らないのに、残る!
ふわっと残り香だけが、いつまでも残る感じです。
楽しいですね~♪
さすがに買って帰るわけには行かないので、また、楽しみに来たいですね♪
有料テイスティングコーナーは、構内の「ウイスキー博物館」にあります。
構成の都合、無料テイスティングを先に書きましたが、立地的には多くの場合、こちらの方を先に訪れることが多いと思います。
見逃すことなく、至高の味とフレーバーを、体感して下さいね♪