(敬称略)
NFL、ニューヨーク・ジャイアンツに、衝撃的な選手がいました。
ロン・ディクソン。
背番号86。
Wikipediaにも、日本語版には名前しかない選手です。
この選手がやらかした!?のは、準決勝。
ミネソタ・ヴァイキングス戦で、キックオフリターンタッチダウンを決めてしまいます。
まずミネソタのキックオフで、ボールを相手ジャイアンツ陣に蹴り出します。
受けたジャイアンツは、そのボールを持って前進を試みますが、通常は集まって来るミネソタの選手に阻まれてしまい、ダウンした地点で攻撃開始になります。
しかし、そのままエンドゾーンまで持ち込んでしまうと、リターンタッチダウンになり、得点が入ります。
通常、めったにないことなのです。
そのプレイがきっかけとなったか、ジャイアンツはなんと、完封勝利!
フットボールの完封も、めったにないことです。
ロン・ディクソンはなんと再び、キックオフリターンタッチダウンを決めます。
しかしこの直後、相手のボルチモア・レイブンズも、キックオフリターンタッチダウンを決め返し、ジャイアンツは意気消沈。
試合では、これがジャイアンツの唯一の得点となり、大差でレイブンズに敗れ去りました。
通常、リターンを行う「リターナー」は、通常のポジションに漏れた、若い選手が行うのがほとんどです。
隊形上、ボールキャリアの守りが薄く、キツいタックルで怪我をしやすいのです。
でも彼、ワイドレシーバーもやったけど、上手くいかなかったみたい。
果敢にリターンする方が、彼には合っていたのかも知れませんね。