(敬称略)
僕らが思いつく、背番号77は…
星野仙一。
監督時代の背番号は、77です。
もう少し上の世代になると、多分こういう答になるでしょう。
川上哲治。
監督時代の背番号、77。
打撃の神様として君臨。
「ボールが止まって見えた」の言葉は有名です。
監督としても、ON時代の巨人軍を率いて、V9を達成。
名選手にして、名監督だったのです。
星野と川上は、少なからず因縁があります。
ドラフトでは指名してもらえず、星野は負けん気を発揮。
巨人キラーとして、名を馳せました。
しかし、2人は解説の仕事をともにし、本音で語り合うことがありました。
ドラフトでの話。
ON時代の話。
傍目には優勝がたやすいような戦力であっても、川上には苦労もあり、苦悩もあった。
それらを乗り越えたからこそ、V9が出来た。
それらの話は、星野を納得させたばかりか、むしろ星野は、川上を心酔するようになったと言います。
それ以来、星野は監督では、この番号しか付けないそうです。
長くライバル同士、むしろアンチに近かった2人が、お互いを理解し合った。
その証が、この「背番号77」なのではないでしょうか。