(敬称略)
この番号だと、監督やコーチの番号になりますね。
71はいい番号ですから、いろんな方がいらっしゃいますが、この人を。
関根潤三。
横浜大洋ホエールズの監督時代、背番号71を背負いました。
この後、ヤクルトでも監督をやりましたが、いずれも成績は恵まれず、Aクラスは1回だけ。
しかし、後に上位チームを苦しめる「スーパーカートリオ(屋敷・加藤博一・高木豊)」の礎を作ったり、ヤクルト時代に育てた若手の多くが、次の野村監督で花開きました。
でも僕、実は監督時代も知らないんですよね。
最も知っているのは、解説者時代。
フジテレビ系の解説を務め、中継や「プロ野球ニュース」でも、よく登場しました。
なぜ、関根さんの解説が、印象に残っているか。
圧倒的に、わかりやすかったんです。
当時、多くの解説者が、主に技術のことを語りたがりました。
コーチぐらいの専門的なことを語った方も、いましたけど、残念ながら、こっちは素人もいいところなんです。
そういう解説は、好きじゃなかった。
そもそも、わからなかったんです。
でも、関根さんの解説は、素人の僕が聞いてても、ちゃんと頭に入るレベルで話してくれた。
ソフトなだけじゃなくて、理解しやすい解説だったんです。
それでいて、バッターやランナー、そしてピッチャーの心理的な描写は、素晴らしいものがありました。.
そう、今で言う「二刀流」
選手時代は、投手でもバッターでも活躍して、どちらでもオールスターにも出た経験があります。
その上、監督経験も2チームでありますから、本当に多彩に活躍した、野球人でありました。
おっと、殺しちゃいけませんよね。
御年90歳。
まだまだ元気でいらっしゃるそうですよ。