(敬称略)
この人でしょう!
川崎宗則。
背番号52。
そう、ホークスが強くなる一歩手前ぐらいから活躍しだした、ホークスの内野手。
あらゆる意味で、中心にいた選手です。
実は、出身の鹿児島県姶良町には、僕も住んでたことがありましてね。
僕は東側の帖佐、彼は西側の重富でした。
なので、かなり前から注目していたんですよ。
若い頃から話は面白かったし、観客参加型の「1、2、3、チェスト-!!」の発案者でもあります。
チームでの人望も篤かった。
他の選手、特に後輩のインタビューで、「ムネさん」と、よく名前が出ました。
面倒見がいい、兄貴分だったのでしょう。
メジャーでも明るいキャラクターが受けて、チームにもファンにも愛されました。
その秘密の一つは…、
実は彼、何カ国語も勉強してるんです。
ホークス時代に。
当時は、やってくる外国人向けだったかもしれませんが、メジャーでも大いに役に立ったでしょう。
「どんなに技術があっても、コミュニケーションが出来ないと、使ってなんかもらえない。」
知っていたんでしょうね。
名手の誉れ高いですが、肩はそれほど強くない。
最も評価が高いのは、ポジショニング。
試合中も、或いはその前から、あらゆる情報をかき集めて、最適なポジションにいる。
それこそ、彼の真骨頂と、思います。
そう、「準備」ですね。
彼が師と仰ぐ、イチローが大切にしていること。
彼もまた、入念な準備をする人です。
ホームに腕をねじ込んだ「神の手」で、優勝を勝ち取ったのも、彼でした。
メジャーではレギュラーではないものの、印象に残る活躍をして、シカゴカブスでは選手登録ではないものの、バックアップとしてベンチに帯同。
ムードメーカーとして、バックアップ以上の活躍をして、カブスは世界制覇。
彼もチャンピオンリングを手にしました。
実はこれ、師のイチローが、まだ達成していない快挙なんですよね。
現在はまた、ホークスでプレーしています。
復帰発表は、びっくりしましたねぇ!
再び、背番号52。
チームは彼のために、誰にもつけさせずに空けておきました。
彼の「背番号52」は、「イチローの次の番号」なので、もらった時に大いに喜んだ、って話を聞いたことがあります。
でも今は、背番号52は、川崎宗則の番号だと思いますよ!