泉州の取材中。
浜寺公園で所定の情報を得て、この駅から乗車。
支線です。
羽衣支線。
東羽衣駅。
ほぼ全線高架ですが、途中駅はなし。
阪和線の鳳駅までを、いったり来たりします。
この路線、羽衣の海水浴客を運ぶ目的で、敷設されたそうです。
しかし、本家・羽衣駅には大阪難波から、南海電車がやってきます。
熾烈な乗客獲得競争、したそうですよ。
最終的には国有化されまして。
戦前のお話です。
コンコースは撮らなかったけど、それなりにスペースがあるのは、そんな名残かも知れません。
今も朝夕は、学生さんで賑わうそうです。
写真を見てもらうと、何やら工事中。
3→4両化対応工事中とか。
「乗客増!?」も少しはあるでしょうが、車両の置き換えを検討中。
新車は4両単位なので、この際、揃えて効率的な運用を!だそうです。
その、置き換えられそうな電車が、やってきました。
スカイブルーの103系!
僕らが子供の頃、「京浜東北線」として、よく乗った電車です。
鮮やかな青色は、七難隠します?が、
二段窓
グロベン(グローブ形ベンチレーター)
グローブって何?って調べたら、アメリカのメーカーの名前だった!
そして、扇風機♪
地元東武では東急8500系が、まだ使っていますが、全国的には貴重品ですよね。
乗客を乗せて、出発!
こういう路線はあえてキツい加減速をせず、のんびり走る場合も多いですが、ここは往年の加減速を、見せてくれますね。
さすがにホームに入る時は、両側ホームなんで最徐行ですけどね。
コンプレッサーも、健在でしたよ。
鳳駅。
そう、こんな大型の“正統派”パンタグラフも、珍しくなりました。
年とともに進化する鉄道車両の中で、古いものも失われていきます。
鉄道好きは懐古趣味的に、残せばいいのになんて言いますが、実際に毎日乗るお客さんは、やっぱり新しいものがいいわけで。
思いがけず出会った、レトロな記憶を残しつつ、静かに見送るとしましょう。