「ナ」ですが、客車では重量記号として使います。
27.5t以上、32.5t未満の客車に付きました。
十分重いですが、50t近い客車がある中では、決して重くなく、近年は事実上の標準・「オ」級より軽い車両、という位置付けでした。
語源は「並形のナ、中形のナ」と言われています。
長らくいなかったんですが、近年、北海道に復活しましたね。
バーベキューが出来る、楽しい車両ですよ♪
北海道なのに「ナハ」!?だけど!?
(ナハ29000形です…)
かつての「ナ」級と言えば、有名な車両がありました。
初代「ブルートレイン」20系は、主に「ナ」級の客車で構成されていました。
「ルーメット」と言われる1人用個室は、背刷りを倒すと、そのまま寝台になります。
狭いながらも占有空間がある、豪華な車両でした。
それに、何と言っても「個室内に洗面台がある!」
この後にも豪華な寝台車はたくさんありますが、専用の洗面台まであるのは、特別な列車の特別な部屋しかありません。
水は貴重ですからね~
カミソリ用の電源まであったそうで、これって今でも使える設備!?
(デジタルユースに耐えるかどうかは知りません…)
そのうち改造されて、重量増加。
でも、一つ上の「オ」級にはならずに、「ナ」級で通したのは、ナイショにしといた方がいい!?
「女の子だから??」
でも、だんだん老朽化して、特急運用からは退いていきました。
鹿児島に住んでた頃、夜行急行「日南」用に使われていたのが、この写真です。
写真では見づらいですが、絵入りのヘッドマークもあったんですよ・
この区間は各駅停車で、前に連結されてた12系座席車には、随分乗りました。
でも、この20系寝台車には、ついに乗る機会はなく。
乗っときゃあよかったなぁ~
今のよりもさらに狭いうえに、三段式のB寝台だったけど、当時まだ高校生だったから、狭くたってへっちゃらだったのに。
とってもスリムな男の子?、だったしね!?
今と、違って…。