「ケ」を付ける車両は、「検重車」です。
「ケンジュウ」の「ケ」ですが、鉛の玉は出ません。
代わりに?様々な重さの重りと、クレーンを積んでいました。
何をするのかというと、貨車の重さを測るための、台ばかりのような施設があり、それが正確かどうか確かめる(較正)するための車両です。
重りをクレーンで出して、はかりに乗せ、指した重さが正しいか、確認したわけです。
そのため、一見普通の貨車に見える検重車ですが、50tを超える、超重量級の車両だったそうです。
今では全車両、廃車だそうです。
コンテナ輸送全盛では、台ばかりそのものが、不要になったんでしょうか。
ただ、当時は編成全体の重さもさることながら、車軸にかかる重さ(軸重)の制限が、路線の規格によって様々。
軸重の制限を超えると、事故や車両・軌道の破損につながるため、重要なファクターだったのですよ。