「ソ」の付く車両…
何だと思います?
操重車と言います。
いわゆる「クレーン車」
用途は3つ。
それぞれ専用の操重車が存在しました。
貨車ヤード内での積みおろし用
軌道があって、車のクレーン車が入れない場所での、荷物の積み卸しに使うことがあったそうです。
事故復旧用
列車や機関車が脱線したときに、復旧させるための車両です。
ソ80はかなり昔から模型になってましたから、僕的にはお馴染みでした。
荷重は65tもあり、100tを超える機関車EF66も、2両出せばつり上げることが可能でした。
鉄道の車両って、重いのです…。
橋桁の掛け替え用
谷に架けたレール付きの橋桁を架け替えるために、専用の操重車が存在しました。
ソ300が、碓氷峠鉄道文化むらに残っています。
旅行で訪れたときに、撮りました。
これはエンジン側で、クレーン側は撮ってなかったんだよな…
時間がなくて、慌てて撮ったんで。
でも、こんなゴツいヤツだったんですね。
今はどの用途も、後継車(機械扱いで車籍なし)があるそうで、「ソ」を名乗る車両はなくなりました。
これも記憶の、1ページですね。