今度は、貨車に付く「キ」。
重量を表す記号です。
貨車は自重とともに、どれだけ積めるかが重要なので、積載量に応じて重量記号がつきました。
重量記号は小さい方から、ム・ラ・サ・キ。
用途記号にない文字から、語呂のいい組み合わせを選んだそうです。
「キ」は、一番大きな区分!
25t以上の積載量の貨車に付きます。
車のトラックでは、大型トラックで、最大積載量ではなく、車体総重量が25t以下。
一方の鉄道貨車では、このクラスの貨車は数多く、台車付きの大型貨車の大半が該当します。
「コキ」、「タキ」、「ホキ」など、種類も多く、両数も多くを占めますね。
鉄道貨車が、いかに輸送力が大きいかがわかります。
まぁ、多くの場合、末端部では数tの小型トラックに、貨物を乗せ換える必要がありますけどね。
両者の協力、そして仕訳や積み替えなどの作業員の力を借りて、輸送は成り立っているわけです。