「オ」は、客車(モーターやエンジンを持たず、機関車に牽引されるもの)の重量を表すための記号です。
ここで言う「重量(自重)」とは、客車自体の重さに、定員相当の乗客、荷物の重さも加えたもの。
機関車に引っ張られる以上、重さはとても重要なのです。
「オ」は、自重32.5t以上37.5t未満の客車に付きます。
語源は「大型」。
オハ12とか、寝台車のオハネ24とか、近年の客車は大抵この区分に入るんですが、昔はもっと小さい客車もあったため、かなり大きい部類に入ったようです。
ただ、最近は電車化、気動車化が著しく、一線を退いた車両の転用で、臨時列車としても、出番がなくなりつつあります。
ブルートレインも、なくなってしまいましたしね。
西鹿児島から24系25形の寝台特急「はやぶさ」で、遅れもあって1日かけて、東京を目指したのが懐かしいです。
あの時は開放B寝台。
同じボックスの人と、仲良くしゃべったりね。
今ではなかなかない、貴重な体験だったと思います。