何ですかって?
大きな数を扱うために、単位を拡張する記号です。
「SI接頭辞」と言うそうです。
K=キロ、M=メガ、G=ギガ、T=テラ。
パソコンではメモリなどの単位で、お馴染みですね。
K=2の10乗 = 1,024
M=2の20乗 = 1,048,576
G=2の30乗 = 1,073,741,824
T=2の40乗 = 1,099,511,627,776
2の40乗は、1兆を超えますね。
100GBの“B”は「バイト」で、0か1を表す「ビット」の、8ビット分です。
今は64ビット機が主流ですが、昔の8ビットパソコンは、8ビットのデータを一度に操作できたわけです。
8ビット=1バイト。
0~255までを表せます。
ただ、数字などは2バイトを使って、0~65,535まで表現できました。
(符号付きの場合は、- 32768~32767)
この8ビットパソコンのメモリは、いくつかの制限があって、64Kバイトが限界でした。
これが16ビットパソコンが主流になり、周辺機器でも記憶装置やプリンターが普及、パソコンが実用品になりつつある頃、単位はM=メガの時代に。
インターネットが普及した頃は、もうG=ギガが普通に使われていましたね。
そして、今はもう、T=テラの記憶装置が、普通に売られる時代になりました。
僕も持ってますが、2Tバイトのハードディスクが、写真データで半分埋まっています。
昔のパソコン事情を知る者としては、隔世以上の差を感じます。
もう一度振り返って…
僕が最初に買ってもらったパソコンは、もちろん8ビットパソコン。
その上、確か4KバイトぐらいはVRAMと言って、画面表示用。
なぁ~んにも、出来ません…。
でも、それでも当時は、結構いろんなことができたんですよ。
僕が持ってたのでも、最大256色が同時に出せました。
ブロックのようなモードで、赤8段階、緑8段階、青だけ4段階でしたけどね。
精細なモードでは、16色でした。
音楽だって鳴らせました。
音色は単音の一種類だったけど、8オクターブ三重和音が鳴りました。
ノイズを混ぜると、ドラムスのようになったり♪
これくらいの性能があると、雑誌に載ったプログラムを打ち込んで、遊んだり。
アイデアが湧くと、改造もしたりね。
楽しかったですね♪
意図したように動くと。
今、仕事で組んでるExcelVBAの力も、このときに培ったものが、少なくありません。
当時はまだ、ディスクなどの記憶媒体は、高嶺の花で。
カセットテープでプログラムを読み書きしてたなんて、信じられます?
読み書きエラーでプログラムがパー!なんてことも、しばしばでしたよ。
今からすれば、制約だらけの環境ですが、制限があれば、人は工夫をする。
あの時はあの時で、いい時代だったと思いますよ。
ちなみに…、
あの時の記憶を、今でも言い訳に使ったりします。
「僕の頭は16Kバイトしかないから!」
解っていただける方が減ってしまったのが、残念です…。