神奈川県に何度か在住したので、小田急電鉄には少なからず、縁があります。
運転席を2階に上げ、前面展望とした列車は、特に人気があります。
そのうち、NSEと呼ばれる初期の車両が、引退することになり、秋のイベントでは解体された部品類が、売られていました。
10数年前の、話です。
中でも目玉は、ロマンスカーの車体から、車号の部分を切り取った、「車号板」
長年新宿と箱根湯本を往復したボディに、各車のアイデンティティと言える車号を添えた、まさに最高の記念品です。
そもそも、車号は11両編成に両サイド1ヶ所ずつ、計22枚しかありません。
うち10枚が、今回売りに出されました。
価格は1万円。
しかも、入札による抽選販売でした。
ちょっと高い買い物だけど、このNSEは子供の頃は憧れ、今は思い出の車両。
是非にと思って、入札することにしました。
イベント進んで、抽選会開始。
ドキドキしながら、見守る…。
抽選番号が読み上げられ、買い手があらわれるごとに、車号板は1枚ずつ減っていきます。
そして、最後の1枚の抽選番号が読み上げられて…
「ハズレ」ザンネン…
帰ろうか…
ん?
当選者が現れない??
そう、せっかく当たっても、抽選会会場にいなければ、当選は無効!!
まだ、チャンスあり!?
改めて、残り1枚の抽選発表…
「ハズレ」あ~あ…
!! またしても当選者現れず、無効!
こんなことが何回か続いて、会場異様な盛り上がり!?
そして、5回目ぐらいだったかな?
「…当たり!?」ウソ?ウソウソウソ-!?
見事、僕の番号が呼ばれたのでした~♪
会場からは拍手で迎えられて、うれしいやら照れくさいやら!
こうして手に入れたのが、こちら。
小田急3186号車。第5編成のちょうど真ん中、6号車。
夢を乗せ、ロマンを乗せて、走り続けた車両です。
これからも、大切にしたいと思います。