たまには、リアルで。
今週も、終電残業がありました。

クイントゥープルボギー、なんて表現していますが…
忙しい時は、会社に泊まることもあります。
「泊まり~!?」なんて思うかもしれませんが、正直、終電で帰るより、楽です。
終電で帰るとなると、それまでに仕事を終わらせなければなりませんから、超ハイテンション!!で、仕事に当たらなければならなくなります。
もちろん、夕食も食べられませんから、帰って、日付が替わってからの夕食になります。
食べる方も、健康には良くないですが、作る巨匠(母)も、それまで起きてなければいけませんから、負担になります。
翌朝も、普通に早く起きなければいけませんしね。
今、世間は残業には非常に厳しいです。
時間が来ると、有無を言わさず職場から追い出す所もありますし、「残業代はここまでしかつけない」という対応をする会社もあります。
労働者側も、残業を敬遠する人が多くなりましたから、ある意味「ウインウイン」です。
残業をしないことを、美学にしている人もいますし、そういう人の前で、残業の話をすると、むしろ批判されることが多くなり。
かつては、長時間残業は美談でしたが、今は全く逆です。
とはいえ…
しめきりを抱えている人は、否が応でも、期日に仕上げなければなりません。
そう、残業してでも。
明日使う資料を、明後日に仕上げても、何の意味もないわけです。
昨今は、そういう人に対しても、残業規制とか、行政は縛りを入れたがりますね。
一律に!!
あたかも、統計上で残業が少なくなるように。
でも、抱えている仕事によっては、それではかえって、労働者を苦しめます。
仕事量は減らないのに、働ける時間が短くなれば、大慌てで仕事をしなければならなくなります。
とにかく時間内に終わらせようとすれば、点検などを端折るかもしれませんし、ミスも増えるかもしれない。
別の仕事を持ちかけられた際、余裕がなくて検討せずに終わってしまうかもしれません。
残業代は減りますし、ミスをすれば、責任を問われて処分。
労働者には、全然いいことがない傾向だと思っています。
それを知ってか…
ウチの会社は、必要な残業は、付けてくれます。
もちろん、泊まりともなれば、心配されますが、それが必要な仕事だと説明すれば、それ以上は言われません。
僕だって、必要以上の残業は、していませんしね。
残業が経費であることは、十分認識しています。
もちろん、前残業は無効(ウチの部は、勤務シフトを前にずらすことで、対応可能)とか、在宅勤務での残業はつかないとか、ルールはあります。
でも、必要な仕事は、残業を気にせずやれという、メッセージはもらっています。
窮した時にありがちな、「勤務時間の詐称」、つまり、残業を付けないで、サービス残業として働くことを、強く叱責しています。
敢えて処分者も出して、全社的なメッセージにしました。
「必要な残業は付けるから、詐称はするな」と。
勤務時間の詐称は法律違反で、かばい来てないから、というのが理由だそうです。
それって、実はかなり、いい会社なんじゃないかと思う。
今、残業が多いのは、採用活動には不利になりますが、かといって、残業枠を作って無理矢理押し込めるのは、仕事が回らなくなって、かえって良くないことを、知っているんじゃないか、ってね。
今、なかなか謳うのは難しいですが、残業をしてでも、やるべき仕事をやらせてくれる会社は、いい会社だと、僕は思いますよ!