ビッグイシューには、世界の販売者さんの話題もあります。
この回は、韓国の販売者さんの話でした。
失敗や騙されもあって、ホームレスに。
職や財、信用をなすのは大変ですが、失うのは早いんでしょう。
ビッグイシュー販売は、「元手が要らないから」とか。
確かに、そういうシステムになっています。
最初の10冊は、無料で渡されます。
お金ではなく、商品を無料で仕入れられるわけです。
お金が欲しければ、街頭で売るしかない。
場所も決められてるし、代金以外にもらってはいけないとか、いろいろルールもありますが、10冊売れば、代金4,500円は、丸々収入になります。
ただし、このお金を全て使ってはダメで、その半額を使って、新しい雑誌をまた10冊仕入れます。2回目以降でも、半額は取り分になり、徐々に貯金を増やしていくシステムになっています。
ホームレスの人に、お金をあげる方が、よほど簡単でしょう。
でも、お金の代わりに仕事を与え、少しずつでも貯金を作れるように導いていくのは、素晴らしいシステムだと思いますよ。
その販売者さんは、人を助けたいと、臓器移植の意思を示してきたそう。
そういう考えが浮かぶのも、ビッグイシューの考え方が、後押ししたのかも知れませんよ。