本社に着いたのは、定時10分前ぐらい。
今日の最大のミッションは、翌月曜日に行われる部長会議の、資料をとりまとめること。
元となるファイルは、各営業部や支店所に書いてもらうもので、本社or支店でなければ見れない、イントラネットにあります。
僕がとりまとめて、資料にするんですが、在宅だった僕は、提出状況を今日初めて、知るのです。
普段なら、何日も前からファイルをチェックできますが、今回はそれが出来ません。
決定的なミスとかがあると、取り返す時間がわずかしかありません。
連絡が付かなければ、アウトです。
だから、今朝は祈るような気持ちだったわけです。
在宅になった営業部員も、イントラネットを見れませんから、ファイルをメールでやりとりしたり、調整したり。
ミスや行き違いも是正したりで、それこそ午前は寝る暇どころか、コーヒーを飲む暇もありませんでした。
でも、それでも昼には落ち着いて、提出がなったのは、良かったですね。
営業部も、支店所も、皆さんこんな状況で、よく書類を仕上げてくれました。
おかげさまをもって、僕の仕事も上手く行きました。
その後は、せっかく本社に来てるんだから、本社でなければ出来ない仕事を。
請求書とか申請書とかは、まだまだ紙ベース。
取引先が絡むと、そう簡単に電子化はできませんし、したとしても、上司が承認したとかって言う、ワークフローの仕組みが要りますね。
在宅勤務とは言いますが、100%在宅で出来る企業は、ごくわずかだと思います。
中には、1%も在宅では仕事にならない企業・部門もあるでしょう。
でも、多くは在宅のメリットも感じ、デメリットというか、限界も感じたってところが、正直な所じゃないでしょうか。
これまで、在宅勤務を手探りでやってきて、メリットだってあった。
通勤時間だった削れたし、紙に印刷するのを減らせた所もあるでしょう。
実際、会議だって、電子化で代替出来たものもあります。
でも、在宅では見れない所、セキュリティの関係で触れないこと、物理的に在宅では代替出来ないことなど、いろいろ経験したと思います。
せっかく、こんな経験をしたんです。
テレワークの仕組みも、上手い具合に生かしていけるようになれると、いいと思いますね。
社員の負担を大幅に軽減する可能性を、秘めていますからね!