高校での、社会科の教科ですね。
地理、日本史、世界史、政治経済、倫理でした。
このうち、政経と倫理は、1年生だけ。
2年生からは残り3教科を、選択で学びました。
僕は理系だったので、一つだけ。
好きなのは地理だったけど、巨匠に世界史を勧められ、世界史を学びました。
でも、あんまり好きにはなれませんでしたね。
暗記量が、ものすごくて。
しかも、各地域の出来事が、横断的に整理されてる必要があるので、難しかったですね。
むしろ、1年にやった「倫理」の方が、好きでした。
実際の所、倫理と言うより「哲学」ですね。
ソクラテスとか、プラトン、アルキメデス、カント、ニーチェ、サルトル、…
先人たちの考え、教えに触れるのは、すごく楽しかった!
それに、古代の哲学は、まだ随分わかりやすかったですしね。
「その時はこれ」のような、条件分岐が少ないですから。
初心者にも、受け入れやすかったです。
終盤になると、難しくなっていったんですが、結局、教科書の最後までは、行かなかったんじゃないかな?
2年以降は教科が変わりますから、ちょっと消化不良の感じで、進級したのを覚えています。
実際、地理・日本史・世界史は、入試において重要なので、高校も力を入れるわけで。
「事実」ですから、正答か誤答かしかない。
問題にしやすいわけです。
政経については今動いていることだけに、教える側として、主張を入れるわけに行かない。
倫理も考え方の問題ですから、これも教師の主張を入れづらい側面があるので、試験には出しづらい、進学校ではなおざりにされがちなのは、わからないでもありません。
でも、人生において、内側からじわりと効いてくるのは、むしろこの2教科じゃないかって、思うんです。
確かに、受験のための勉強を最優先しなきゃいけないのは、わかります。
受験勉強が出来るのは、青少年の若いうちだけ、でもあります。
ですが、人生、受験が全てでも、大学が全てでもない。
どこかで、こういう実践的、哲学的な所も、吸収する余裕を持ちたいですね。
むしろ、学校以外で吸収する方が、いいかもしれません。
日本の教育は何でもかんでも、学校に押しつけがちです。
ネットなり会館なり、インフラは格段に充実しましたからね。
こういう分野も、もっともっと、地域が分担するべきかも知れませんね。
次は「り」です
kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.jp
前は「の」です