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書くことが多過ぎるとき、バッファーとしてこちらに書きます。不定期更新です。

日本国憲法…

憲法記念日は、5月3日ですね。

日本国憲法が「施行」された日です。

 

今日、11月3日は、日本国憲法が「公布」された日。

憲法の内容が、国民に知り渡るように、知らされた日です。

 

憲法といえば、自民党が草案出してますね。

読みましたが、目玉は「国防軍の創設」になるのかな。

 

確かに、「戦争放棄、戦力不所持、交戦権否認」というのは、崇高な理想です。

でも、国を守る意識は、国民レベルでもっと必要だし、憲法通り「丸腰」でいるのは、国民を守る政府としては無責任だと思う。

国際協調的にも、日本の立場上、求められる任務もあるでしょう。

特に、貿易立国の日本は、たくさんの国と仲良くして、いい条約を結んでいかないと、国が成り立たないので、どことも一定以上は仲良くしない、永世中立は難しいです。

 

何より、日々国防に災害救難に頑張っている自衛隊に、法的な裏付けがないのは、あんまりだとも思っています。

現状を書きつつ、現憲法の理想も、何らかの形で残せる憲法だと、いいですね。

 

緊急事態も、内閣が宣言できますね。

閣議で決定できて、内閣が法律同様の効力を持つ、政令を発効でき、国のお金を使え、しかも国民には強制力のある命令を出せる。

一応、基本的人権尊重とは書いてありますが…

国会が事後承認を否認できるけど、内閣が非常に強い力を持つことになるので、こんな簡単に発動できていいのか?とは思います。

差し迫った緊急事態!!ってことを割り引いても。

 

個人情報とか、障害の有無(による差別の禁止)とか、最近話題になったことが書き加えられるのは、いいことだと思います。

ただ、曲解すると財産権に国が手を加えられそうだったり、家族の規定が、家族関係が良好な場合が前提になっている(不仲だと救済されない!?)とか、ちょっと…ってところも、あるみたい。

とは言え、全ての権利が法律で制限できるような、運用でどうにでもなるような憲法には、なってないようですね。

 

あと、この案だと、憲法改正のハードルが下がりますね。

発議は両議院でなくてもよく、発議に賛成の条件がない。
しかも、過半数で議決できる。

その後、国民投票で承認が必要ですが、「有効投票の過半数」なので、棄権は是認扱いですね。

 

ちょっと、下げすぎかな?

憲法ともあろうものを、軽々しく変えられるようにするのは、どうかと思う。

草案に自信があるなら、もっと厳しい条件でも、いいと思います。

 

国の最も基本になる法律が、憲法です。

ゆっくり議論していいと思うけれど、時間だけじゃなくて、着実に議論して、いい案にしてもらえればと思います。

ただ、最後は現行憲法との比較、ではあると思いますよ。