当時43歳。
本社の営業開発部向けには、報告書を作成するExcelツールを作っています。
数字はSFA(営業支援システム)から取り込み、ExcelVBAで集計するんですが、記事部分は各営業開発部が、自由に編集できるようにすることが求められました。
行数も可変なので、配置とかいろいろ工夫して、作った思い出があります。
支店向けにはもしかしたら前年が最初かも知れませんが、各支店の営業成果を報告できるようなツールを、これまたExcelVBAで作っています。
支店を束ねる営業部は7、支店は80近くありました。
各支店に1ファイルずつあてがって、所定の書式で入力してもらい、それを集計、作表するわけです。
ここで、「別にある実行ファイルから、各支店(営業開発)ファイルを開けて、データを取って、或いは編集・印刷する」という仕組みが必要になりました。
この仕組みを実現できたことで、ExcelVBAの幅が、大きく広がったんですよ。
どちらのツールも、支店・営業開発が扱うファイルには、VBAを載せていません。
変なメッセージやボタンがあるのを、怖がる支店長がいる可能性があったのです。
だから、支店長や営業開発が扱うファイルは、あくまで普通のExcelファイル。
それなら、みんな比較的抵抗なく、開いて編集してくれます。
それを、実行ファイルから開いて、陰で操作するわけです。
このツールのおかげで、支店は営業成果を簡単に報告できるようになり、営業開発は数字の整合性は保ったまま、比較的自由に報告書を作れるようになりました。
省力化、効率化の効果は、あったものと自負していますよ。
ExcelVBA、役に立ちましたね~♪
小学生の時のBASICに始まり、大学をサボって?プログラムを作り、郵便局でもいくつかツールを作ってきたのが、ここに来てまた、大きな武器となったわけです。
人生、何が幸いするか、わかりませんよ~!
ちなみに、旗振り役は、例のT係長でした。
彼が支店との調整や、上司との折衝、立ち上げ時の問い合わせ対応などを、全部引き受けてくれました。
おかげで僕は、制作に専念できたわけです。
T係長には大いに、感謝しております。
プライベートでは、位置情報+SNSを通じた交流が、さらに広まっていきました。
フォロワーさんも増え、コメントやハイタッチ(ロケタッチ)が決まったり。
充実したSNSライフを送っていたんですが…
ショッキングな出来事が、一つ。
「位置情報SNS・ロケタッチの終了」
発表された日は、会社のトイレで、呆然としていました。
ロケタッチは、位置情報(と時間情報)を共有して、コメントとかをやりとりできるSNSですが、いろんなテーマがあって、なかなか楽しいSNSでした。
近くにユーザーがいると、「ハイタッチ」が出来たり。
スポットも作れましたし、ジャンルにあった「トマソン」との出会いも、ロケタッチでした。
kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.jp
さらに、特定の場所やスポットに到達(タッチ)すると、いろんな絵柄の「シール」が発行されました。
シールにはテーマがあって、取っていくと「ずかん」を完成できるようになっていました。
これが僕にとっては、旅のテーマになっていたんです。
前年には「都道府県シール」を制覇していました。
ハイタッチも上手く出来ていて、初めての人とハイタッチをかわした時に限って、物語形式のシールが発行されてるようになっていて。
全50話で、完結できる頃には友達たくさん!ってわけです。
最後に挑戦していたのが「ご当地キャラ」シリーズ。
このシリーズ、大崎駅とか札幌駅とか、比較的取りやすいスポットがいくつかある中で、蓋を開けると難関揃いの、えらい大変なシリーズだったのです。
雪をかき分けながら進んだ「フォッサマグナ・ミュージアム」
冬季は休館だし。
忍者屋敷も、随分歩かされた…
紀伊田辺ではフォロワーさんの力を借り…
新庄村に至っては、どう組んでも関東からだと、2泊3日かかります…。
最後に「丹波竜のちーたん」を取れた時は、うれしさ半分、ほっとした半分。
幸運にも通信障害とかもなく、これを含めて6つの図鑑をコンプリートしましたよ。
フォロワーさんでも、ここまでシールをコンプリートした人は数少ないようで、僕の誇りでもあります。
いよいよロケタッチが終わる頃、せっかくの縁、みんなで集まろう!ってことになって。
美しい友情、でしたよ。
彼らの大部分は、今もやっている「swarm」に移行して、そのまま交流が続いています。
みんな、ロケタッチの縁を、無にしたくなかった。
むしろ絆は、深まったような気がします。
ちなみに最後のタッチは…
「♪」
「最後は笑顔で、♪♪♪」なんて書いたけど、涙が出ましたね。
僕にとっては、ライフワークでしたから。
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