客車の「ス」は、重量記号です。
大型の「オ」級の一つ上、自重37.5t以上42.5t未満の客車につきました。
戦前、鉄製(鋼製)の客車が出回るようになると、たいていは「オ」級を超えるため、
「スチールカー」のス
或いは「すごく大きい」のス
あたりが、有力な説になっています。
現代は客車自体、あまり使われなくなってしまいましたが、短編成用の客用発電装置を積んだ客車だと、多くが「ス」級になるようです。
ターミナルからは一緒に連結されて出た列車が、途中駅で別れて運転するような場合、例えば東京発長崎・佐世保行きの「さくら」とか、東京発熊本・長崎行きの「みずほ」(いずれも当時)などは、このような小型の発電機が、両方の編成に必要になったのです。
「スシ」は、やっちゃったからなぁ…。
落ちにしようと思ったのに。
そういえば、「カシオペア」のE26系も、主力は「ス」級だったそうです。
僕は乗る機会も、乗るお金も、なかったですけどね。
もちろん、乗る相手も。