「イ」は、客車に使う記号です。
用途は、「一等車」!
最も豪華な車両だったようです。
料金も破格で、特急料金は三等車の3倍、さらに運賃も高く、三等車の約4倍の料金を支払う必要がありました。
もっとも、それなりの地位のある人でないと、乗ってから気まずい思いをする、と聞いたことがあります。
鉄道好きが物見遊山的に乗れる車両では、なかったようです。
ちなみに、一等車は白帯を巻いており、きっぷも白かったそうです。
なお、「一等の“イ”」ではなく、「イロハの“イ”」。
いずれやりますが、よく列車に「クハ」とか「モハ」とか付いている記号の“ハ”は、「イロハの“ハ”」、つまり三等車が語源なんですよ。
そう言えば、最近出たJR九州の「ななつ星」が、「マイネ77」などを名乗ります。
久々の、復活ですね。