5年前の、九州旅行にて。
思いがけず、やってきました。
JR九州783系。
「ハイパーサルーン」です。
晩年の、銀色と躁の姿です。
当時の絵は、こちら。
そう、白地に赤帯の前面、側面はステンレスでしたけど、当時は目新しかったですね。
今ではない車両の方が珍しい、LEDの車内案内表示器も付いていました。
もちろん当時は、粗い3色LEDですが、当時新幹線の100系も、1色でしたからねぇ!
出入口が真ん中にあって、一両がA室・B室に分かれていたのは、「九州に多かった、小人数団体に対応するため」だったそうです。
当時は大学生で、実家の鹿児島に帰省するのに、よく利用しました。
思い入れのある、車両でしたね~♪
JR九州になってから、初めて投入した新型特急ですから。
もっと言えば、JR全体でも、初の在来線特急電車でした。
初めての特急が“JR東日本でもなく”、“JR東海でもなく”、“JR西日本でもなく”、我がJR九州から出たことに、誇りを感じましたね。
後述の787系が入った関係で、九州各線を網羅、JR九州が定期で特急電車を運用した線区には、全て営業実績があります。
上の写真は宮崎空港線でのものです。
その、787系。
「つばめ形」で親しまれましたが、中世の騎士風のいかつい顔立ちは、以下にも強そうです。
後にJR九州車の性格を決定づける、ドーンデザイン研究所(水戸岡鋭治氏)のデザインでした。
でもこの特急電車には、さらに大きな特徴がありました。
「ビュッフェ」があったんです。
西鹿児島行きに投入されていましたから、デビュー当初から、何度か利用する機会がありました。
「つばめレディ」と言われる方々が、接客に当たってくれるんですが、だんだん手慣れてきて。
会話を楽しませてくれることもありました。
料理は基本、レンジで温めるものですが、それでもやっぱり、温かいものをいただけるのは、ビュッフェならではですね。
その場でもいただくことができ、車窓を見ながら、最高の時間を楽しむことが出来ました♪
特に、八代海や東シナ海の風景は、最高としか形容しようがないですね。
この区間が新幹線になると、区間短縮になることもあり、ビュッフェ営業は終了してしまうんですが、その後各地に登場した、短編成での観光列車に、しっかり活かされていると思います。
この、783系と787系。
電車という括りでは、最も思い入れがあり、最も好きな電車です。
鉄道車両といえども、全部乗れるわけではなく、雑誌やインターネットなどで、思いを馳せることもあるんですが、この2つは実際に乗って、より好感度が増した車両です。
783系は既に30年、787系も25年を超える車歴になりますが、まだまだ九州全島で、大事に使われていますね。
とは言え、ステンレスの783系はともかく、普通鋼の787系は、当時既に、かなりの傷みが見られました。
そろそろ、最後の頑張りかも知れませんね。