帰りの電車。
国鉄185系電車、クハ185-208号車です。
伊豆高原からの所要は、2時間半ぐらい。
熱海からは東海道線です。
複線ですので、下り電車とのすれ違いがあるんですが…、
その度に、ものすごい音!!
実は、これが原因です。
もしかして、若い人はピンと来ない!?
窓が、開くんです。
開けようと思えば!(開けないけど)
つまり、窓が固定されてないので、すれ違いの風圧を受けて、大きな音がするわけです。
今は普通列車でも、空調が行き届くので、窓は非常換気用以外は開きませんが、昔は国鉄も私鉄も、窓が開く車両がほとんど。
いわゆる湘南電車は二段窓で、上だけ、下だけを開けることができました。
急行列車もこのタイプが多く、駅売りからお弁当が買えましたね。
「沼宮内では弁当が売れない」なんて笑い話も、今では通じないんでしょうなぁ…。
小田急の車両は、上だけが開く一枚窓で、見た目もよかったんですが、それ以上に、窓から手などを出されないように、という意図があったようです。
乗車の185系電車も、この一枚窓です。
下から、開けますけどね。
実は、特急で窓が開くのは、当時を含めても珍しいんです。
国鉄形車両でも、特急は空調が効くので、基本的に固定窓でした。
この車両、特急から普通列車まで、幅広く使えることを目指したので、この仕様なんでしょうね。
この車両も、デビューから36年が経ちました。
JR東日本からは、置き換えのアナウンスが出てるとのこと。
今回の旅が、乗り納めとなりそうです。
古い上に、トイレは今も和式。
防音も弱い、賑やかな車両でしたけど、湯河原在住時代によく見かけたこともあって、愛着のある車両でしたね。