(敬称略)
野球では、あまり馴染みのある人がいませんね~
ホークスの今の98番、高村コーチは、近鉄で活躍、スマートな印象がありましたね。
なので、この人を挙げます。
トニー・シラグサ。
背番号98。
NFLのボルティモア・レイブンズの、DT(ディフェンスタックル)でした。
アメリカンフットボールは、攻撃側は前線に7名並び、横にレシーバー(WR)、後ろにランニングバック(RB、FB)がポジショニングするのが一般的です。
一方、守備側は通常、3列に並んで守備します。
相手のラインメンと対峙するディフェンスライン、要としてランや短いパスを止めるラインバッカー、そして長いパスに備えるセカンダリーの3列です。
そのうち、DTはディフェンスラインの中心に位置し、ランを止めてむしろロスさせ、パスには手を出してチップし、或いはクォーターバックに襲いかかって倒してしまう(サック)ことを、任務とします。
彼、実は非常に珍しいDTでしてね。
白人なんです。
ディフェンスラインは、ランにしてもパスにしてもクォーターバックにしても、素早い動きで相手に襲いかかって、仕留めなければなりません。
人種のことを論じるつもりはありませんが、こういう素早い動きを要求されるポジションは、身体能力の高い、黒人に向いているのです。
なので、NFLのディフェンスラインは、ほぼ全てのチームで黒人が務めます。
そんな中に割って入った、白人DTのシラグサは、巨体の割には身体能力も高く、QBの動きも的確に読んで、サックを食らわしていました。
もちろん、ランストップの要でしたしね。
人物的にも愛されるキャラクターだったようで、引退は惜しまれましたね~
今でもリポーターとして、中継ではサイドラインから、レポートを送ってくれますよ。