今度は、貨車の「カ」です。
主に牛やヤギなどを運んだ、「家畜車」ですね。
屋根はありますが、壁は透かしで、風が入るようになっています。
ただ、大きなネックがありまして…。
「乗り換え」!
正確には積み替えですが、鉄道貨物には結構ありまして。
次の行き先の列車まで待機したり、ヤード内を乗せ換えたり…。
家畜には大きなストレスで、体力を消耗させ、時には死んでしまうこともあったとか。
道路網が整備されると、乗り換えのないトラック輸送に、切り換えられていきました。
ちなみに、馬は運びませんでした。
動く景色が見えると興奮するんだそうで、普通の有蓋車に乗せたそうです。
ひとえに家畜と言っても、いろいろ特性があるようです。