介する!
「何か(誰か)が間に入って、取り持って」といった意味ですね。
今では、あんまり使わないかな?
割と代表的な言葉なので、もっと具体的な言葉を使うかも知れませんね、
この「介して」を知ったのは、実は子供の頃、
「中国残留日本人孤児」の、肉親捜しの際の、経歴放送でした。
孤児の多くは、中国のどこで生まれて、いつどこで肉親と別れ、運命を辿って、今の中国での近親者と出会っています。
その時に、「誰かが誰かに紹介して」ということが、よくあったんだそうです。
労働力として、求められたのかもしれません、
つまり、「介して」。
この情報は、日本の肉親にとっても、当時の記憶を蘇らせる、十分な情報で。
経歴放送にも、よく登場したんです。
それを、僕は「帰して」と聞き違え。
「その人を帰して、代わりに行った??」なんて、わけのわからないことを考えていました。
まぁ、ラジオですしね。
すみません。
でも、この聞き違いが、中国残留日本人孤児への関心を、高めましたね。
戦争による代償を、払わされた人たちですよね。
知らない土地で孤児になって、心細かったでしょう。
そんな中、手を差し伸べてくれた中国の方は、一筋の光だったんでしょうね。
中国で苦労して、地位も築いて。
今更の日本に心躍った方も、いらしたようですが、「やっぱり、長くいて苦労もした、中国の方が…」という方が多かったと、聞いています。
ご苦労を、お察しします。