アサガオです。
絵では、赤く見えますが…
実際にはもう少し、茶色っぽい色です。
「団十郎茶」です。
江戸時代、歌舞伎役者の市川團十郎が愛した茶で、茶色では明るめの色です。
柿渋を使っているそうで、やや赤みがかってるように見えます。
江戸時代、質素倹約が重んじられたので、「華やかな色はけしからん」となりました。
そこで、「渋い茶色ならいいだろう」と、世には茶色が流行り、特に役者にちなんだ色は人気で、着物やグッズが売れたそうです。
他にも、やや淡めの「芝翫茶」、緑がかった「路考茶」などが、今にも残っています。