エラー番号53。
指定したファイルがないと、このエラーが出ます。
フロッピーディスクの場合は、DOS、「Disk Operating System」がファイルを管理していますので、ファイルが“ない”ことが識別できます。
ただ、カセットテープの場合は、最初のデータにファイル情報が書かれていて、指定されたファイル名と異なると「Skip:○○」と表示されて、以下のデータは読まず、次の信号が来るまで待ちます。
操作する側としては、「Skip:…」と出たら、テープを早送りする機会が生まれるわけです。
ただ、テープをあんまり派手に扱うと、テープに傷がついて、大切なデータがパー!なんてことも。
僕はそのまま、テープを回していましたね。
僕らのような趣味の者が使うのは、一般のカセットテープとラジカセで、信頼性も低いですが、実はCDなどの光ディスクより、カセットとかの磁気テープの方が、遥かに耐久性が高いと言います。
なので、僕がエンジニアをしていた10年ぐらい前は、実用のバックアップは、テープを使うことが多かったですね。
ただ記録すればいいんですから、ランダムアクセスなんて必要ない。
長持ちするテープ媒体は、バックアップメディアとしては、実は適しているんですよ。