先ほどの、仮置き…
こうしました♪
ここにあったちくわと漬け物を先に食べ、空いたスペースに枝豆を皮を収納♪
一種の「横持ち」です。
倉庫内で品物を移動することを、「横持ち」って言いますが、倉庫や営業所など、拠点間の配送の場合にも、「横持ち」という言葉を使います。
より細部への仕分けだったり、在庫の調整だったり。
運送費をかけて行う、倉庫在庫の最適化、ってわけです。
本来は軍事用語で、物資を「必要な物を」「必要な時に」「必要な量を」「必要な場所へ」届けるための考え方です。
兵隊が何人いても、物資がなければ何も出来ません。
武器の他、食糧や生活雑貨、医療品など、あらゆる物が必要になります。
しかも、軍は行軍するので、そんなに大量の物資は持ち歩けません。
盗難の危険だってありますから、必要最小限の物資を、随時届ける仕組みが、求められたわけです。
戦略シミュレーションゲームで、よく出された勝利条件「補給線を構築せよ」には、こんな意味があるんですね。
輸送部隊が安全に行き来出来るように、補給線の安全を確保する必要があるわけで、それが出来ないと、そもそも前進したことにならない、と言ってもいいでしょう。
この考え方を物流に応用したのが、今のロジスティクスです。
軍のように「切らすと命の危険」って場面は少ないですが、例えば、商品が注目されて爆発的に売れたとき、在庫の供給が追いつかないと、せっかくの売れる機会を逃してしまいます。
そんな突発的ではなくても、季節商品や地域性のある物は、在庫の持ち方に工夫が要りますね。
日持ちはしないが毎日売れる商品は、消費地に近い所に、ある程度の量を置いておいた方がいいし、大きくてたましか売れない物は、安い倉庫の片隅に、って判断もあるでしょう。
その辺を、時には店や問屋、工場まで巻き込んで、物流や在庫管理を最適化しようというサービスを、「○○ロジスティクス」という会社は提供していることが多いですね。
確かに高速道路、鉄道網、港湾や空港など、インフラ網はずいぶん、整備されました。
それと同じぐらい、ソフト面と言える、ロジスティクスの考え方の普及は、重要なことなのですよ。
そう考えると、一社だけの物流だと、多くの場合は限界が来ます。
そこで、第三者の物流会社が、関係する会社をまとめて物流網を構築する、「3PL(サードパーティーロジスティクス)も、成立するわけです。