その、蝉川選手。
今回アマチュアでの参加なので、賞金はもらえません。
もしもらうと、アマチュアの資格も失うことになり、今後大会には一切、出られなくなっしまいます。
アマチュア違反は、非常に厳しいのです。
なお、貰うはずだった賞金は、規定により、他のプロに配分されるんだそうです。
あと、こういう大きな大会になると、「シード権」というものが与えられます。
通常、プロと言えども、全ての大会に出られるわけではなく、前年の優勝とか、前年の賞金ランキングとか、何らかの出場資格がないと、週頭の予選会を通過しなければ、大会には出られません。
この「日本オープン」では、プロツアーでのシード権は、5年分も得ることが出来ます。
5年間は予選会を気にすることなく、自由に試合に出ることが出ることが出来る、非常に大きな副賞なんです。
アマチュアの場合は…
これも、もらえません。
ただ、正確には「アマチュアの間は有効に出来ない」というのが正しく、一定期間内にプロテストに合格し、プロになれば、このシード権は有効になります。
多分、蝉川選手もプロ宣言するでしょうね。
今、大学生ですから。
来年からの活躍が、楽しみですね!
なお、男子プロの場合は、得られたシード権は必ず、翌年(から)の使用になります。
5年間シードを持っていても、その間に海外へ行ってしまうと、その年のシード権は、ほぼ無駄になるわけです。
一方、女子プロは「行使開始年を10年の範囲で選べる」ため、先に海外へ行く選手もいるそう。
この場合、海外から帰ってきた時の、試合に出れるという、生活の保障になるため、海外に挑戦しやすいと言われていますね。
こんな所に、差があったんですね。
蝉川選手がどう決断するかはわかりませんが、プロ最初の年は、国内を主戦場に選ぶ可能性が、高そうですね。