重箱と言えば…
「重箱読み(じゅうばこよみ)」かな?
「重」は音読み、「箱」は訓読みです。
他にも、「絵柄(えがら)」「駅前(えきまえ)」など、幾つかあるそうです。
反対の「湯桶(ゆとう)」は、今はあまり、使わないかな?
「湯」は訓読み、「桶」は音読みです。
「湯桶読み(ゆとうよみ)」は、「小兵(こひょう)」「血肉(ちにく)」など。
実は「白菊(しらぎく)」も、湯桶読みだそうです。
(「菊」に、訓読みはありません)
登場するのは、お風呂かと思ったら、食後にお湯を飲むための、注ぎ口をつけた四角い容器のことだそうです。
今、「湯桶」にお目にかかるとしたら、お蕎麦屋さん。
あの、「蕎麦湯」を入れる容器のだそうですよ。
音読みは、中国古来の読み方。
聞いたそのままを当てたものです。
一方の訓読みは、日本で意訳した読み方ですね。
本来、両者は混ざらないものですが、組み合わせた方が都合がいいものが、あったんでしょうね。
言葉って、いいように進化していくんですね。