自転車で、救急車とすれ違いました。
「ピーポーピーポーピーポー!!」
今は、電子音ですね。
すれ違った瞬間!!
音程が変わります。
「ドップラー効果」ですね。
式は、
F=(v-v0) / (v-vs) F0
Fは実際に聞こえる周波数、F0はドップラー効果がない場合の、音源の周波数です。
vは音速。
v0は観測者の速度、vsは音源の速度。
観測者が止まっていれば、v0はゼロですね。
近づく時は、vsは正の値を取るので、分母が小さくなり、周波数が上がりますから、音程は高く聞こえますね。
一方、通り過ぎて遠ざかる場合は、vsは負の値を取ります。
分母が大きくなりますから、周波数が下がり、音は低くなります。
小さかった警戒音が、だんだん大きくなって、すれ違った瞬間!
音程が下がり、だんだん小さくなっていく。
すごく、不気味に聞こえますね。
この効果でなくても、急に音程が下がると、ちょっと不安を呼び起こします。
別に、ドップラー効果のための、効果じゃありませんが、特に救急車の場合は、はまりますね。
ちなみに、ドップラーさんは、オーストリアの物理学者。
19世紀の人です。
その頃には、救急車、あったかな?
(19世紀には、あったそうです)