この曲を、聞きながら。
T-SQUARE「 Tomorrow's Affair」
直訳すると、「明日の出来事」ですね。
このサンプルでは、入ってないんですが、短調から始まった曲は、途中で長調に転調します。
重々しい、暗い旋律だったのが、希望の一筋!
目の前にパッと、光が差すように。
まだその光は、危ういけれど、それに向かっていけば、きっと道が開けていく。
とても、希望に満ちた曲ですね♪
有名な曲では、この曲がそうですよね。
この曲も、短調の行進曲が、細かく盛り上げていって、最後は旋律も長調に転調して、大いに盛り上げて終わります。
結構いろんな曲で使われますけど、上手く使えば、希望とか光とか、効果的に表現出来ると思います。
実はこの時は、テレビで、作曲家・古関裕而氏についての番組を、見ながら書いてます。
生涯、5千曲以上も書いた、古関裕而氏。
「闘魂込めて」「六甲おろし」「栄光は君に輝く」「オリンピック・マーチ」「ひるのいこい」「モスラの歌」「、…
軍歌なんかも、随分書いたそうです。
「若鷲の歌」「露営の歌」など。
若鷲の歌は、航空隊に一日入隊して、作曲。
この曲で、多くの若者たちが、空へ舞い上がっていきました。
古関裕而氏にとっては、「この歌で勇んで、飛び立ちました」といった声を聞くのは、とても心が苦しかったそうで。
「自らの曲で、若者を戦地へ送ってしまった」と。
戦後、古関裕而氏は、この曲を書いています。
打ちひしがれた民衆に、短調部分で寄り添って、転調した長調で、光と希望を見せ、勇気づける。
音楽なら出来る、人を慰め、勇気づける力!
戦後歌謡の、名曲だと思います。