陣地を奪い合う遊びって、多いですよね。
名前は忘れましたが、ボールを打って?陣地を奪い合うゲームをしてた記憶があります。
サッカーやラグビーも、ゴール(トライ)を目標とはしますけど、ゲームを進める上では、陣地の支配権が、結構重要です。
基本的には地上戦で影響しますが、キックなどでその上を越えようと思っても、落下点を支配するのは大変です。
アメリカンフットボールだと、完全に陣取りゲーム。
4回の攻撃で、10ヤードの前進を目指します。
実際、このゲームは戦争に近い。
陸戦的には、敵陣とぶつかって穴を空け、ランニングバックを通したり、時には空中戦を仕掛けたりと、実際の戦争の戦略・戦術に近い所が、アメリカ人に受けている、と聞いたことがあります。
ルール的には、攻撃側は10ヤード進めば、新たに4回の攻撃権が与えられます。
3回の攻撃で10ヤード進めなかった場合は、4回目はパントと言って、攻撃権を放棄する代わりに、大きく蹴り出して、一気に陣地を挽回する手段を取ります。
4回目の攻撃に失敗すると、その地点、多くは敵有利な地点で、攻守交代になりますから。
奥に蹴り込んでおけば、攻守は交代しても、敵の攻撃はゴールまでに長い距離を要しますし、あわよくば、敵をさらに後退させて、敵ゴールへ追い込み、守備側の得点(セイフティ)を奪うことも出来ます。
既にある程度前進している場合は、パントの代わりに、ゴールポストを狙うフィールドゴールを狙う選択もありますし、時には無理に攻撃して4回目の攻撃を行い、10ヤードを取りに行く選択(ギャンブル)もあります。
陣地的に、パントが有効でない場合は、ギャンブルが選ばれることもあります。
陣取り合戦ですから、なるべく前に行き、陣地を広くするのが有利です。
とは言え、一気に長い距離を走るのは、なかなか難しいし、パスだと敵に取られる(インターセプト)場合もありますから、一気の攻撃はリスクが高い。
通常は、少しずつ陣地を更新していく方が、堅いわけです。
でも、点差や残り時間的に、リスクを犯さなければならない場合もあるなど、戦略・戦術が重要になってきます。
また、あんまり敵ゴールに近づきすぎると、守備側は狭い自陣に多数密集し、パスが投げにくくなる!なんてこともありますから、ヘッドコーチ、オフェンスコーディネーター、そしてクォーターバックは、攻撃のたびに頭を悩ますわけです。
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