アメリカンフットボールには、「フルバック(FB)」というポジションがあります。
ランプレイの時、ランニングバック(RB)の前を走り、相手ディフェンスに突っ込んで穴をこじ開け、ランニングバックの走路を作るのが役目です。
「リードブロッカー」なんて、言ったりします。
実はこの前、その「リードブロッカー」を務める場面がありまして。
ある日の、仕事帰り。
混んだ、通勤車内でした。
電車は西新井に到着。
僕がいたのは進行方向やや左側ですが、ドアが開くのは右側です。
左側、開かないドア付近にいた女性が、降りるそぶり。
しかし、西新井では降りる人は少ない。
車両は最後尾で、この駅では階段に遠く、各停乗換にも不利なので、普段から西新井駅を使う人は、この場所に乗る人は少ないんです。
なので、降りられなくて、困ったそぶり。
しょうがないので、一肌脱ぎましたよ。
並み居るディフェンス?を押しのけて道を切り開いて、彼女を下ろしてあげました。
そう、彼女にとって僕は、「リードブロッカー」だったわけですね。
別に、感謝なんかされなくていいけどね。
次の草加で降りますが、草加で開くのも右側のドアなので、ドアの近くに移動することは、悪い選択ではないのです。
ただ、一つ手前の北千住で、同じシチュエーションになった場合は、僕にもそれなりの覚悟が要ります。
ホームには乗車の列が出来てますから、降ろしたはいいが再乗車できない、「降ろされる」って事態が起こりますから…。