当時38歳。
相変わらず、一人での訓練を続けていました。
面接原稿の他、計算や読書、散歩など、バランスよくやっていたつもりです。
身体への負荷(かける方)も意識して、6時までは遊ばないようにしたりね。
ただ、コミュニケーション面では、一人では絶対できない部分があるわけで、少々限界を感じていました。
ある時、その点を主治医に、相談してみました。
そこで紹介されたのが、
東京足立病院「リワークデイケア」でした。
要は、うつ病で休職した人の、職場復帰プログラム。
僕自身は既に退職しているし、診断は既にうつ病ではなく、そううつ病。
条件からは外れていたんですが、特別に入れてもらえることになりました。
(今は条件は緩和されているそうです)
実は僕たち、一期生で。
そこで会った人たち、今でも親交がある人もいれば、疎遠になった方、途中で来なくなった方もいますが、みんな印象深い人たちでした。
さらに二期生のメンバーが個性溢れてて。
それまで社交という点では全くなかった僕としては、そのことだけでも、大きな刺激になりました。
プログラム自体も、己を知り、病気を知り、うまく付き合っていくためにはどうしたらいいか、仕事を離れたことによるブランクをどう乗り切るかが、テーマになっていました。
仕事において、どうすればうつを再発しにくいか、再発した時の対処なども、テーマだったと思います。
リサーチや発表、趣味の時間、運動の時間など。
みんな人生経験豊富なので、時には生徒が先生役を買って出たり。
充実した毎日が送れました。
いろんなことを学んだけど、少しずつ、自信をつけていけたことが、大きいかな?
大きな仕事で、自信は付きません。
言い換えれば、大きな仕事で成功するには、逆にある程度の自信がないと、なりません。
なので、大切なのは、小さな成功。
小さな成功の積み重ねが、自信を生み、自信の積み重ねが、大きな成功を生むのです。
それまで、「自信を持っていい」って言われたことはあっても、それを認識できなかった。
「何が自信なんだ!」と。
自信とは、その作業の見通しが立てられること。
大きなミッションをばらし、細かくなった作業を、組み立てられること。
これには、パーツパーツの成功体験が、要るのです。
聞いたり、練習したりして、部分部分で完結、成功することが、まずは大事なんですよ。
もちろん成功するのも大切だけど、成功を「成功」と認識することも、大切です。
いくら成功を積み重ねても、たまたまとか他力本願とかと思ってしまうと、自信につながりません。
自分を褒めることは、本当に大切なことなんです。
今から比べると、仕事ではなく、課題に対しての成功体験ではあったけど、それまで自信なんか持てないなんて思ってた僕としては、何よりも大きなことだったんですよ!
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