当時35歳。
ネットワーク機器の資格を取り、あとはLinuxサーバーの初級の資格を取って、とりあえずネットワークエンジニアとしての資格は整いました。
再就職として、候補は2つありました。
一つは自分で見つけたもので、ネットワークの構築系。
ゆくゆくはプロジェクトマネージャーも、なんて言われていました。
もう一つはスクールのエンジニア部門に所属して、派遣で働く、というもの。
ネットワーク機器の保守や、人員と部材の手配、現地でのサポートを行う仕事です。
基本的には、駆け出しのエンジニアは後者から入ることが多いこと、あとは就職担当の勧めを断りづらかったのもあって、後者を選択しました。
結果は…、
半年で契約打ち切りでした。
そもそも、社会人としての経験が薄かったこと、コミュニケーション能力、特に電話が苦手だったのに、その電話を使って手配やサポートをする仕事だった。
電話応対でまずいことを言ったのが、引き金にはなりましたが、そもそも、僕には合っていなかったんです。
だから最後の方は、特に苦痛でしたね。
うつ的でも、あったかも知れません。
ただ、前者の道を選択しても、その道が正しかったと、言い切れるかどうか…?
kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.com
一つ言えることは、今も苦痛ではあるけれど、案件を振る仕事をしている。
一種の、手配の仕事です。
当時の経験が、少しは役に立っているかも知れません。
就職担当には色々言われましたが、次のところを紹介されました。
今度はIP電話関係。
「SIP」と言う、インターネットの手法で電話を成立させる手続きに、対応する機器を開発するに当たって、そのテストを担当することになりました。
「電話が苦手…」なんて言ってますが、何か電話に関する仕事が多いような…(笑)
でも今度は、電話は内線しかかかってきませんでした。
最初のパートナーは、一緒に入った人ですが…
これが全く仕事をしない人で!!
二人分の仕事をすることと相成りました。
でも、やりがいはありましたね。
SIPは機器同士でメッセージをやりとりするので、バイナリ(二進数)が読めなくても、なんとか太刀打ちできました。
また、テストはプログラムのデバッグに近い感覚があって、どの辺を調べればいいのかというのが、感覚的にわかっていたような気がします。
問題のパートナーは3ヶ月でクビになり、次にやってきたのが…
表裏のブログでたまに登場する「相棒」です。
そう、本当に仕事上の「相棒」になるべくして、やってきたんですよ。
その彼が自己紹介で「アメフトを見る!」なんて言ったから、趣味もバッチリマッチ!!
路線が分かれる北千住まで、一緒に帰る仲になりました。
学生時代は友達と帰ることもありましたが、仕事の同僚と一緒に帰ったのは、後にも先にも「相棒」だけです。
お互いに友達は少なかったけど、コミュニケーション力を培う礎になったかな?
僕にとっては、運命的な出会いだったのです。
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