当時34歳。
PCインストラクターのバイトを辞めて、ITスクールに戻ったのが、3月。
最初はWeb関係をやりましたが、わかったのは、
「操作は習えばできるけど、その後は絵心がないとね…」
ってこと。
結局、比較的高齢でもエンジニアとして採ってくれる、ネットワークエンジニアを目指しました。
※ 体験記や資格の内容、機器の性能等は、当時のものです。
今は全く別物かも知れません。
最初の資格は、マイクロソフトのサーバーの資格。
サーバーの運用やユーザー管理などが、主だったと思います。
次は、CCNA。
シスコシステムズの初級技術の資格です。
よく耳にする、ルーターとかハブとかを設定、運用する技術を証明します。
思いっきり簡略化して書くと…
ハブは同一ネットワーク内で、データの流れを制御する機器で、機器(ポート)固有の値(MACアドレス)を見て、ネットワークを制御します。
家庭でもよく使われていますが、企業向けの機器は、ネットワークを分割する機能もあります(レイヤ3スイッチ)。
ルーターは別ネットワークをつなぐ機器で、IPアドレスを見て、データを適切に転送します。
余談ですが、ルーターは「RT」って略します。
…どっかで、見たことありません?
そう、Twitterのリツイート(RT)と、機能的にはよく似ていますよね。
あるところからやってきたデータを、自分のネットワーク(フォロワー)に、拡散するわけです。
これらは実際に画面で正解を選び、時にはドラッグしたりコマンドを投入したりも、したと思います。
結果は即、画面に出ます。
どちらも「合格」でした。
この次はCCNPという、シスコの中級資格。
さらに深い知識と、実際のネットワーク構築、そしてトラブルの対処法などを、グループで学びます。
班に分かれてネットワークを組んだり、うまく行かなかったらみんなで原因を調べたり。
合宿というか、新人研修のような、感じだったかな?
授業としてはその学校でもハードな方で、緊張しましたけど、楽しく、有意義に学べましたね。
僕のアイディアでネットワークがつながったり、つながらない原因を発見できたことも、ありました。
研修期間は2ヶ月みっちり。
その後、試験を4つも受けなければなりません。
スイッチ系、ルーター系、WAN系、トラブル対処。
全て合格したのは、もう翌年になっていました。
ちなみに…
前年までに、「初級システムアドミニストレータ」は、取得していました。
職場において、PC利用者の中心的な役割を果たすことを目指した資格です。
CCNPやサーバーの資格は、インフラ側の資格ですが、初級シスアドは利用者サイドの資格。
パソコンの知識や、企業向けの作表技術、ある程度のトラブル対処まで、広く浅く含んでいました。
…もしかしたら、今の会社での立場は、この「システムアドミニストレーター」に近いかも知れません。
パソコンの操作を教えられ、パソコン化の効果を測ることができ、どれを試してダメだったら情シスに投げるべきか、判断が付く。
この資格、十分役に立っていると思っています。
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