(敬称略)
こんな変な番号、つけた人は…
「松永弘美」
阪急時代からのスラッガーで、数々のタイトル・表彰の栄冠を得ています。
サイクルヒット2回は、マジですごい!
全打順ホームランは、パ・リーグらしい記録でも、ありますね。
スイッチヒッターでもあり、スイッチヒッターで最も成功した選手の一人でしょう。
この“02”を付けたのは、パ・リーグでではありません。
1年だけ、阪神にいたことがあるのです。
阪神では前年まで、同じくスイッチヒッターの高橋慶彦が、2を付けており、それを引き継ぐ形でプレーしていたのです。
しかし、実は高橋慶彦は、ケガに悩まされて、そのまま引退していました。
そこで松永、縁起が悪いとゲンを担いで、背番号の頭に0を付加。
“鬼の松永”して、残りシーズンを戦ったのでした。
当時、セ・リーグは阪神ファンでしたから、驚きもあったけど、“面白いこと考えるな~♪”って、思ってましたね。
しかしそれも実らず、ケガで80試合しか出れず。
ゴタゴタもあったりして、散々な年になってしまいました。
オフについてFA宣言して、ホークスへ。
背番号は、3だったそうです。
わかりませんが、2には愛想が尽きた、かもしれませんね。
ちなみに現在は、規定により、この番号は付けられないそうです。
確かに、システム屋としては、困る番号ですね。
2と02が、被りますから。
(やりようはなくはないですけどね)
ただ、この付番法を使って、水島新司がドカベンのプロ野球編を書きましたよね。
現役選手の背番号を奪うことなく!!
“面白いこと考えた”でしょ?
ちなみに、この年にドラフトでホークスに入り、いきなり2番をもらったのが、城島健司。
ホークスでも大いに活躍しましたが、実はもっと印象に残る選手が、いましてね。