エラー番号70。
その名の通り、「フロッピーディスクが入っていない」と、このエラーが起きました。
フロッピーディスクには、8インチ、5.25インチ(5インチ)、3.5インチ、2インチなどがありました。
8インチや5.25インチはペナペナで、いかにも「脆弱な」感じがします。
3.5インチは、硬いジャケットに自動開閉シャッターを装備、専門家でなくても扱えるようなったので、爆発的に普及しました。
2インチはソニーだったかな?
小型化のためだったような気がします。
データベースをディスク上に置いて、望みの場所を読み書きする「ランダムアクセス」な使い方は、素人では直接はなかったかも知れませんでしたが(市販ソフトは使ってたでしょうが)、ディスク上にあるファイルをいっぺんに表示し、望みのファイルを読み書きする使い方だけでも、それまでのカセットテープに比べたら、十分便利でした。
カセットで似たことをやろうとすると、大体のところに当たりを付けて早送りして、信号音が鳴ったら一旦無音部分まで戻して、パソコンを読み込み状態にして読ませてみて、合ってたらOK、って手続きが必要でした。
そう言えば、似たような仕組みに「クイックディスク(QD)」というものがありました。
ファミコンのディスクシステムが、この方式で、硬いジャケットに円盤が入っています。
しかし、QDはランダムアクセスは出来ません。
カセットと同じく、順番にしか読めません。
ただし、カセットに比べれば、遥かに高速。
プログラム実行中にディスクアクセスをしない、という前提であれば、これでも十分に商品価値はあったのです。
変わったところでは、メモリーディスク(RAMディスク)なんてものも。
媒体?ありません。
パソコン本体のメモリーのうち、通常使わない部分をディスクに見立ててマッピングして、記憶装置として使うことが出来ました。
ただ、電源切ると消えちゃうので、あまり実用的ではなかったような…。
いずれにしても、ディスクが入っていないと、このエラーが出るには、変わりありません…。