アメリカの軍用機には、アルファベットと番号による形式名があります。
F…戦闘機
A…攻撃機
C…輸送機
など。
このうち、まだ軍が受領していない実験機には、“X”が付きますが、試作段階になると、“Y”になります。
“Prototype”の意味ですが、最後のほうの文字に、しときたかったんでしょう。
“P”は哨戒機、ですしね。
ただ、試作機までいっても、受注競争に敗れたりすると、そのまま終わってしまうこともあります。
最近では、“YF-23”という戦闘機がありました。
ステルス性能を重視し、翼が菱形をした、斬新な飛行機でしたが、受注したのはオーソドックスなF-22。
YF-23は、わずか2機の試作に終わりました。
ただ、その独特なフォルムは、ファンの脳裏に焼き付いたらしく、ゲームなどにはよく登場しますね。
もう機体も残っていませんが、記憶には残る飛行機だったようです。